ドアノブを握り自分の部屋を出ようとするといつもよりも右足が重く感じた。 あれっ、ん!? ……もしかして。 勘が働く。 なんとなく、嫌な予感がした。 俺、もしかして足首をつかまれている、……とか。 視線を下に下ろしていく。 青白い肌の手が少し見える。 うわぁっっ! 自分の心臓の鼓動のスピードが早くなっていく。