「すみません営業中に。」
「いえ、モーニングの時間が終わって一段落してたところだったので。」
「あ!そういえば俺まだ朝飯食ってない!」
「あ・・じゃあトースト焼きましょうか・・?」
「お願いします!」
スタッフヤードへと案内してもらった後、
“なに図々しい事してるのよ!”って後輩を注意すべきところだったけど、
私のお腹もグゥ~っと鳴ったので、お言葉に甘えてカリカリのバターを頂く。
「ス・・ストーカー・・?」
「はい。リサちゃんから相談を受けて、
捜査に入っているところです。」
直々に淹れてもらったコーヒーも頂きながら、今日までの経緯を藤村店長にも共有する。
「あの子・・そんな素振り少しも見せず・・笑顔で接客してくれてました・・。」
「責任感の強い子なんだと思います。
きっと・・店長さんに余計な心配掛けたくなくて・・。」
「リサは頑張り屋さんといいますか、
気遣いも出来る良い子なので・・
ある意味納得です・・。」
「リサちゃんここのバイトは長いんですか?」
「はい。大学進学で静岡に来て以来、
ずっとここで働いてくれています。
だからもう・・3年ぐらいですね。
バイトは入れ替わりが激しいけど、
リサはここでコツコツと真面目に。」
「あの店長さん。リサちゃん目当てでここに来てるお客さんって誰かいますか?
あくまで捜査の参考までに。」
「そうですね・・あ、藤子さん・・。」
店長の口からも藤子の名前か・・。
どうやら奴は筋金入りのリサちゃんファンって所だね・・。



