「ちょっと見た目じゃわかんないなぁ」


子鬼が首を傾げてそう言った。


「じゃあ、皮剥いでみるかぁ」


「あ、それいいな!」


「いくぞぉ、せーのっ!」


子鬼たちがミヅキの足に爪を立てる。


それでもミヅキは表情を変えなかった。


まるで、痛みなんて微塵にも感じていない様子だ。