「じゃぁ、あと90回だな!」


「う……そだろ?」


流れる汗を手の甲で拭い、浩成は泣きそうな顔になっている。


「嘘じゃねぇよ。だって、そっちの方が楽しいだろ?」


鬼はまたケラケラと声を上げて笑ったのだった。