橋までのもう少し、という道沿いのところで
ドーン、と大きな音をたてながら1つ目の花火が空に咲いた。

まんまるの、夜空いっぱいに咲く花。
思わず足をとめて見いってしまう。

それを合図に、次々と花火が上がる。

バラのような赤に元気いっぱいの黄色。
夜の闇によく栄えるそれらは絶え間なく夜を彩っていく。