【短】君のヤキモチで、


彼が泳ぐたびに黄色い声が聞こえてくる。

その度にイライラしてしまう。


駄目だ と呪文のように唱えるけど効き目は全くないし。

それにもイライラしちゃって。


もっと数学の問題出してくんないかななんて思うようになった頃、外がより騒がしくなった。


時計を見ればあと5分で授業が終わる時間だ。


先生も区切りがみえたのか、重要公式を黒板にデカデカと書いている。



ふと外を見ると見覚えのある顔と目が合った、気がした。


気がした だけなのになぜか逸らせずにいるのはやっぱり彼だと認識したからだ。