ーーー
「ーさ」
……
「梓」
……
「梓!」
へ?
「あ、ごめん何?」
「お前大丈夫か?さっきからずっと上の空だけど」
私の顔を心配そうに覗き込む蒼馬
「ごめんごめん気にしないで」
「どこか具合悪いのか?」
いや具合が悪いのは私じゃなくて同居人です
「悩み事?」
悩んでるわけじゃないけど
「…ちょっと心配事」
朝から昼休みの今までずっと気がかりで仕方ない
今日は時間が過ぎるのが果てしなく遅いように感じる
「俺でよかったら相談乗るぞ」
蒼馬ァ…
あんた…ええ人やなぁ
んだがしかし
「大丈夫、ありがとう」
誰かに頼れるような内容でもないしね
「…同居生活のこと?」
え?
思わず蒼馬を見ると、どんな表情なのか、ただ私を真っ直ぐ見据えていた
まぁ…
「そんなとこ」
「…そうか」
蒼馬の目に影が入る
…やっぱり蒼馬に話せないのは辛い
でも簡単に口を割ることもできない
ごめんよ蒼馬!
だけど多分相談し始めたらキリがなくなるから、このままでいさせてくれ!


