ここへ来た日にとりあえずタンスに放り込んだ服
その中から薄紫のパーカーを引っ張り出す
ラインパンツを履いて家着にチェンジ
実家だったらこの季節はもっとラフな格好してるんだけどなぁ…
お、そろそろお風呂が沸く頃だ
部屋の扉を開けたと同時に、お風呂場の方からお湯が沸いたぞと機械音に呼ばれる
よし、織原真琴を呼ぶか
黒い扉の前に立ち、一呼吸置いてから軽く叩く
「お風呂沸きましたよー」
…
返事はない
けど、ガサゴソと中で動き出した音がする
よし、では私はその間にご飯を作ろう!
ガチャ
あ、出てきた
「お風呂上がったらご飯です」
「ん」
通り過ぎざまに冷たい返事が返ってくる
んー
本当に主人と従者みたいだな
お風呂場に消えていった背中を眺めて台所に戻る
さてと、今日は何を作ろうか
短時間でちゃっと作れるものじゃないとね
ぐるりとキッチンを見る
…お?
あれは!
端っこにお洒落に立てかけられた筒の入れ物
その中に入っているのはおそらくパスタ
うん!これならすぐに作れそう!
気合を入れて腕をまくり、パスタを手に取った
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