ピピピッ!
っ!?
耳をつん裂くやかましいアラーム音に強制的に脳味噌が活性化される
「…ん、なに」
無駄に高い位置から手を下ろしてアラームを止める
5時30分?
私この時間に設定したの?
はぁ…眠
なんか変な夢見たし…なんだっけアレ
なんか懐かしい…気がする、けど
…夢ってそんなもんか
目を擦ってブレている視界をクリアにする
ん?木の天井…?
え、ここどこ?
……あーそうだ織原真琴の家だった
いまだに実感がないや
見慣れた自分の部屋の天井じゃないことに覚える違和感
何故か少し切なく感じるこの違和感
はぁ…起きるか
重い体を引き起こして制服に着替える
はぁ
何度目かの重いため息と共に部屋を出る
…まだ寝てるのかな
人気のないリビング
さすがに5時半に起きる高校生は少ないよね
部活も入ってないのに
夏前とはいえ少し冷える朝
音を立てないようにリビングの扉を開けた


