「ふーん…」
??
何がそんなに引っかかるんだい?
頭を悩ませる結花
そんな心配することは何もないと思うけど
「ーーっ」
「ー!」
あ
渡り廊下に差し掛かった時、前方が騒がしくなった
「あら」
う、デジャヴ
私が顔をしかめるのも当然、前方からやってくるのは例の同居人、織原真琴である
「…」
冷静を装おうと頑張る私と
ちらりともこっちを見ない織原真琴アンド取り巻き
それからいつもどおり冷酷な結花がすれ違った
きゃっきゃっと青春の1ページナウの連中をチラリと振り返る
アレがねぇ
私の同居人か…
「あの王子面だって全部偽物のくせに」
盛大なため息をこぼす
だけどもちろんそんな独り言もため息も、同居人に届くことなく、ただ空を切って消えるだけだった


