「お母さんを知ってるの!?」
「知ってるも何も、僕は佳奈が働いてるブランド会社の宣伝モデルをやってるんだよ」
ええっ!?
ってことは…おばあちゃんの会社のモデルさんってこと!?
「そうなの?」
「うん。驚かせてごめんよ。佳奈のブランド会社が日本進出するからそれに合わせてこっちに来たんだよ」
日本進出!?
そういえば好景気って言ってたな…
そういうことか
なるほど
君が誰なのかは分かった
何故私の名前を知っていたかも分かったし
私に話したいことがありそうなのも分かった
なのでとりあえずこの体勢をなんとかしてほしい
「それで、早速なんだけど」
は、はい?
壁についていた手を離して私の真正面に立つ彼
改めてしっかり顔を見る


