翌日
はぁ…家にいても気が抜けない
心臓がめっちゃ仕事してる
軽いため息と共に教室に入る
「梓、おはよう」
「はよー」
「結花、蒼馬」
ここでなら少し気が抜けそうだな
ちょっと駆け足で自分の席へ向かった
「梓聞いた?転校生、フランス人の男の子だって」
「フランス人!?」
「いや、正確には日本もまじったクオーターらしい」
え、私と一緒じゃん
「フランスの血の方が多いタイプのクオーターね」
あ、じゃ私の逆か
つまり転入生の両親はフランス人で、祖父母のどちらかが日本人ってわけだ
へーフランスかぁ
なんか身近な感じするな
フランス人の男の子…
男の子、ね
男の子
「梓?どしたの?」
「えっ、いや?なんでもないよ」
ちょっと安心しちゃった自分がいた…気がする
男の子なら…真琴くんに惚れる心配はないよね
ちょっとだけ良い気分になってカバンを片した


