というか…
じょ、状況がやばい
何で上に乗ってんの!?
何で引っ張ったの!?
どうやって寝たまま引っ張ったの!?
え、寝てるよね!?まさか無意識!?
ファンタジーかよ!
降りようにも腕は掴まれたままだし、もう片方の腕が私の腰にまわってしまっているので
下手に動けない状況
仮にも片思いの相手の上に乗ってしまって正常でいられるわけがない
私が奇声を上げる前に降ろしていただきたい
「真琴くん!真琴くんってば!」
「…ん」
バンバンと真琴くんの胸を叩けば、その綺麗な顔の眉間に皺が寄ってうっすらと目が開く
「起きた!?」
「…ん、梓?」
「降ろしてください!」
「…んー?」
真琴くんの目がとろんとしている
「…何で梓そこにいんの?」
「真琴くんが引っ張ったの!」
「……そうかぁ」
降ろしてくれる…と思ったのに真琴くんは再び目を瞑りやがった
「んもおお!おきてってばぁ!」
「梓も寝よう」
寝ない!
この人寝ぼけてるとこんなんなの!?
「真琴く…わあっ!」
もう意地でも自力で降りようとしたらバランスを崩し、前のめりになってしまった
なんとか手をついて踏みとどまってみたが
ソファで寝てる真琴くんの顔の横に手をついてしまって…
あの…漫画でよく見る
床ドンとかいうやつの状況
しかも私がやる側…
か、か、かかかお…ちっっっかっ


