「蒼馬…って昼のやつ?」
昼…?
あ
そうだ!!
「真琴くん!昼休み!アレのせいで蒼馬にバレちゃったよ!同居のこと!言っておくけど私悪くないからね!」
「あーそーなの」
「他人のフリしなきゃダメでしょ!蒼馬だからよかったけど…他の人だったらまずかったよ」
もう気をつけていただきたい
「そいつだと良いの?」
へ?
「蒼馬ってヤツだとバレても良いの?」
え、バレても良いっていうか
「まぁ蒼馬なら分かってくれるし、私のこともよく知ってるし…人に言いふらしたりしないからね」
「…あっそ」
?
なんだなんだ
なんか急に歩くスピード早くなったんだけど
「真琴くん?ちょっと待ってよ」
「彼氏?」
うわっ
急に止まったから思わずその背中にぶつかった
「急停止よくない…」
鼻をさすっているとその手をグッと掴まれる
「…彼氏なの?」
はい?
なんの話?
「蒼馬ってヤツ、彼氏なの?」
「違うけど?」
どうした?
ただの友達だよ
「違うの?」
「私彼氏いたことないよ」
恋愛ってよく分からないから
「…ふーん。俺もだよ」
…へ?
「俺も彼女いたことない」
……は!?
「嘘だ!!」
「なんで嘘なんだよ」
「だって、真琴くんだよ!?」
この容姿だよ!?
王子だよ!?
彼女いたことないって…おったまげぇなんだけど


