「真琴くんのクラスだよ!」
「うわっ眩しい!」
「かっこいい」
…はぁ
げんなり
案の定我がクラスの女子達はレアキャラの真琴くんに沸いている
私はというと目を合わせないように全力で首を回す
頼むからこの連中の前で変なこと言わないでよね同居人!
チラリと騒ぎの中心を見た
バチリ
!!
ぬぁっ
目が合ってしまった
やめてよ!
何でこっち見てんの!
気をつけよう
慎重に行動するんだ私
「梓」
!?
ビクッとして振り向く
と、そこにいたのは蒼馬
「びっくりした…蒼馬か」
「なんだよ。俺で悪かったな」
いやむしろ蒼馬でよかった
「あんま気にしないようにしろよ」
う、うん
「俺が盾になれるようにそっち座るわ」
!
蒼馬は私の前の席に座って
前方で盛り上がっている真琴くん達を、その広い背中で隠してくれた
う、うぅぅ
「蒼馬ぁぁ!」
「なんだよ」
「ありがとぉぉぉ」
やっぱ蒼馬にならバレてよかった
こんなに心強いものはない
「あーあ。せっかく梓が私を頼ってたのに。何で気づいちゃうのよ筋肉ゴリラ」
ゆ、結花…
「んだと?この悪脳魔女」
「梓、この男には下心があるから何か困ったりしたら最初に私に言いなさいね」
下心?
「ばっ!んなもんねぇよ!アホ!」
「嘘ばっかり」
なんだなんだ…
筋肉ゴリラと悪脳魔女が睨み合っている


