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「…なるほど、それは災難だったわね」
教室に戻り、結花に事情を説明した
鼻で笑われた
「でも蒼馬も分かってあげなさいよ。相手があの織原真琴だったら簡単に言えないでしょ?」
「それは分かってる」
「じゃあ何をそんな不機嫌になってるのよ」
「なんでもねぇよ」
「…へぇ。あら、ふーん」
?
結花が何かを察したようににんまりと笑った
「な、なんだよ」
「男の嫉妬は見苦しいわよ」
「なっ!!うるせぇそんなんじゃねぇ!」
なに?
「何でもないわよー梓。蒼馬がちょっとお子ちゃまなだけよー」
お子ちゃま?
「だから違うって言ってんだろ!」
蒼馬が顔を赤くして怒ってる
珍しい
全く理解できてないのは私だけのようで…
「それで五限の化学はその織原真琴のクラスと合同授業ってことなのね」
まだ怒ってる蒼馬を横目であしらって結花が言った
「そう!」
「…何もないといいけど」
え、何かあるの?


