「とりあえず髪の毛拭け」
「ふ、拭いた!」
「まだ濡れてる」
「大丈夫!」
「大丈夫じゃない、座れ、拭け」
ぬぐぐ…
顎でリビングのソファを指す
謎に踏ん張る私と
冷めた目でこっちを見てる真琴君
「はぁ、天宮梓」
!!
不意に呼ばれた自分の名前にドキッとした
「な、なんですか」
タオルで手を拭きながら近づいてくる
私の目の前に立った真琴君が私の腕を引き、リビングのソファに連れていく
肩をポンと下に押されて、思わずソファに座ってしまう
簡単に言うことを聞いてしまった体にちょっとむくれる
「天宮梓」
!
再び呼ばれた自分の名前、そして座っている私と視線を合わせるように屈んだ真琴君
…どういう状況?


