無気力さんと同居するらしい



家に着いて、水溜り製造機の私は一旦玄関でストップをかけられる

真琴君にタオルを持ってきてもらわねば

「風呂入れるから待ってろ」

「シャワーでいい」

「風邪ひくぞ」

「…お風呂入ります」

ついこの前雨に打たれて風邪をひいた真琴くんに言われてしまったらね


タオルを片手に洗面所から出てきた真琴君

「ん、風呂入れるからとりあえず髪とか拭いて脱げる服脱いでおけ」

「うん」

おとなしく返事をした私にクスッと笑ってタオルを被せてくれた


…っ

まただ

心臓が一際大きく鳴く

ブンブンと頭を振って余計な考えと水を飛ばした


…誰かに面倒を見てもらうっていうのは

ちょっと不慣れすぎて

新鮮な気持ちになる


だからさっきから心臓がおかしいんだ

きっと、それだけの話だ