────…とまぁ、こんな感じで今に至る。 本当は柊吾も一緒にこの場に来れていたら良かったんだけど… 今日はどうしても外せない用事があるらしい。 「わざわざこんな所まで来てもらってごめんね? 市原くん、忙しいのに…」 同じ県内とは言っても、聖陵高校があるのはここからかなり離れた市。 たしか、電車で1時間くらい… 「大丈夫っすよ。 俺、今日は練習2時間しかなかったんで。」 「──…あ、そうだ。ちょっと待っててね。」 私は彼にそれだけ告げると、近くにあったコーヒーショップに駆け込む。