「…ちょっ……! 香純、睨みすぎ!!怖いからやめろよ!」 そう言って私の目元を手で隠そうとする葵斗。 ……別に睨んでなんかないのに。 「柊吾ー、助けて! 香純の睨みが怖すぎる。」 「え、なんで? さっきまで鹿見てはしゃいでたよね。」 葵斗からの声掛けで、こちらもまた女の子に囲まれていた柊吾とまっつんが私たちの元へとやって来る。 「香純?どうかした?」 「なんでもないよ。 葵斗が勝手に騒いでるだけ。」 私が葵斗の方を指さしながらそう言うと、彼は顔をしかめて言う。