「……」

 しばらく、その美少女──しかもゴスロリな服を着ている──を見つめてしまった。

 どういう状況だ?これは…。

 とりあえず、一度部屋を───。

 そう思った矢先。

「…っ、うん…」

 美少女が、少し身じろぎした。

「っ!!」

 ……なんで俺…こんな過剰な反応を…。

 自分に呆れていると、美少女は目を開けた。

「……ん…?」

「あ…」

 こちらを見る、ゴスロリの美少女。

「───…え」

「あ、あの…どちら様で…?」

「……おうくん?」