「え……じゃあもうちょい待って」

「あーもういいって!お邪魔しまーす」

「お、真琴くんか!卒業おめでとう」

「あ、ありがとうございます」

 なんて、父さんと話している。

「ゆっくりしてってな」

「はい」

 俺はそそくさと部屋に戻り、パッと着替えを済ませた。