世界が終わるとき、そこに愛はありますか

「いやっ!!」

 
咄嗟に身を固くして堪えようとしたけれど、母親の力は尋常じゃなかった。


脳天まで突き刺さるような鋭く重い痛みが全身を駆け回る。


それも1度じゃない。


何度も、何度も。


「やめて…っ。ごめんなさい…!!もう歯向かわない…っ。もう逆らわないから…っ。許してください…っ!!」


あたしはいつもこうだ。


自分は悪くないと思ってても謝ってしまう。


嵐が通り過ぎるのを、ただただジッと待ってることしかできない。


「アハハハハハハッッ!!そーゆーのが見たいのよ!昔みたいにもっと泣き叫びなさいよ!!そっちの方がやりがいがあるでしょ?」


何度も何度も腕や太もも、背中や頭を殴られ、皮膚がみみず腫のようになってきた。


声を出したらコイツの思うツボだ…っ。