世界が終わるとき、そこに愛はありますか

とにかく嫌悪感が凄まじい。


この女のせいであたしの人生は─っ。


「何?その顔。ケンカ売ってんの?アンタも茉莉愛と一緒に殺されればよかったんじゃない?」


「──っ!?」


憎い、殺したい、悲しい、ツラい。


そんな感情よりも、呆れと失望があたしを襲う。


こんな人間のエゴであたしは存在させられ、送りたくもない人生を送らされた。


この女からは一生逃げられない。


こいつが生きている限りは。


「まだ不満そうな顔。相変わらず痛い思いしないと分からないんた?」


母親はノソノソ立ち上がったかと思うと、突然あたしの首を引っ付かんで壁に押し付けた。


「─ウッ…グ…ッッ」


ガサガサの10本の指があたしの喉元をキツく締め上げる。


息を吸おうとすればするほど酸素が足りなくて、頑張れば頑張るほど気管からヒュウヒュウと変な音が鳴る。