世界が終わるとき、そこに愛はありますか

どんなに暴れても、深景さんは静かに首を横に振るだけだった。


「もういい!!深景さんなんて嫌い!!あんたに頼ったあたしがバカだった!!!」


どうして皆あたしの邪魔をするの…?


こんな女、生きてる価値ないのに…っ。


ただの害虫と変わらないのに…っ。


「退いてって言ってるでしょ!?」


あたしはアイツに復讐しなきゃなんないっ。


お姉ちゃんの死を生んだアイツを殺さなきゃいけないっ。


「深景さん!!退いて!!!お願いだから殺させてよ!!あたしの手でっ!!!」


覆い被さっている深景さんから逃れようと、身をよじったその先に、金槌が置いてあるのが目に入った。


あれに手が届けば…っ。


抵抗するフリをして腕を金槌に伸ばす。


「ザキ…!!」


それに気づいた深景さんが、金槌を回収させようとする。


けど、あたしの方が早かった。


「誰にも邪魔させない!!」


金槌を掴み、体の近くに引き寄せる。