世界が終わるとき、そこに愛はありますか

深景さんがあたしのことを好きだなんて思ってもみなかった。


でも…両想いなのに報われない恋があることが何よりもショックだった。


「…俺には、お前と付き合う資格はない。だから、この気持ちを言うつもりはなかった。…けど……」


深景さんの腕がより力強く締め付けてくる。


「お前が必死になって復讐しようとしてる姿とか見てると…どうにかしてやりたくて…。復讐なんか忘れて、幸せにしてやりたい…って…。俺にはそんな能力ないのに、後先考えずに行動したから、またお前を苦しめてるんだよな…」


深景さん……。


「ごめんな…雪花」


「なんで…なんで謝るの……?あたしは、深景さんがいるだけで幸せだよ…っ。どんなに傷ついたって、深景さんがいれば乗り越えられる…!だから─」


深景さんの体温が逃げていく。


深景さんが、遠くに行ってしまう。


「…これ以上、自分のせいで好きな女が傷つくところを見たくない」