世界が終わるとき、そこに愛はありますか

もう深景さんと顔を合わせたくない。


あれじゃ、遠回しに告白したようなもの。


叶う見込みなんてない相手に、不毛な賭けに出たバカな女だ。


…でも……。


謝らなきゃ。


前も、あたしが謝るべき時に謝らなくて大変なことになった。


あんなの、もう繰り返したくない。


「…なんて言って出ていけばいいの……」


もう一生ここから出られない。


自分に腹が立つし、恥ずかしいし、情けないし…。


穴があったら入りたいって、こういうことなんだろうな。


叶うことなら、数分前に時間を戻したい。


「あぁ…もう」


ホントに…何してるんだか。


せっかく、深景さんの厚意で危険を冒してプチ旅行に来たのに。


それをあたしが全部ぶち壊した。


今までもそう。


いつもあたしが、深景さんの優しさを突っぱねちゃうんだ。


こんなんだから女として見られないんだろう。


まぁもう…それも終わったこと。


もうあたしたちは……。