世界が終わるとき、そこに愛はありますか

…言ってしまった。


もう、後には引けない。


あたしはいつもこうだ。


感情に流されて、言う必要の無いことまで言ってしまう。


「……何言ってんだろうね、あたし」


力の緩んだ手を振り払い、洗面所に駆け込む。


「はぁぁ…」


一人になった途端、とんでもない自己嫌悪の波が押し寄せてきた。


なんであんなこと言っちゃったんだろ。


あたし、何してんだろ。


ホントに…。


「…情けな……」


深景さんには、意味不明なことを喚き散らす面倒な女だって映るんだろうな。


きっと彼は無意識にあぁいうこと態度を取ってたんだ。


女慣れしてるから、ナチュラルに。


だからこそモテるのかもしれない。


なのにあたし……。


「…はぁ」


イタくて恥ずかしい女だな…あたしって。