世界が終わるとき、そこに愛はありますか

「こちらのお部屋をご用意させていただきました」


音のしないエレベーターで上に上がり、ふかふかのカーペットを歩いた先の部屋に案内された。


「悪いな、わざわざ。それと、華に俺が来てること伝えといて」


華…。


聞いたことのある名前だ。


「かしこまりました。失礼致します」


お爺さんは再度お辞儀をして去っていった。


部屋の中はとんでもなく広い。


全面ガラス張りの窓に、キングサイズのベッドが2つ。


ソファやテレビ台など家具はすべて黒と金で統一されている。


お風呂もちょっした温泉並みに広くて、床も壁も大理石。


「すご…」


まさかあたしの人生でこんな場所に来ることができるなんて。