世界が終わるとき、そこに愛はありますか

「ライブ配信なんかされてない。何を吹き込まれたのかしらないけど、配信はされてない」


「…え…?でも、コメントは間違いなく流れてたし、パソコンの映像も…」


ぽんぽんっと頭を撫でてくれる深景さん。


こうされると、すごく落ち着く。


「お前を本気で怖がらせるためのフェイクだったんじゃねぇの?とにかく配信はされてない」


「よかった……」


レイプされたこと自体、嫌な記憶だけど、配信されていなかっただけで心が軽くなる。


誰にも見られずに済んだんだ。


「配信されてなかったからといってお前の傷が癒えるわけじゃないのは分かってるけど、それでも踏みとどまってくれたら嬉しい…な」


「深景さん…」


深景さんの温かさが荒んだ心に染みわたる。