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「深景!!開けろ!」
タイミング良くオートロックをすり抜けれたから、いきなり深景の部屋の前のインターホンを連打する。
ただ事じゃないと思ったのか、ドアが開くのは早かった。
「お前…っ!!」
呑気な顔を出してきた深景をボコボコにしてやりたかった。
でも今はそんなことをしてる暇はない。
「雪花ちゃんはどうした」
「さぁな。出ていったんじゃねぇの?」
握りしめた拳。
爪が掌に食い込んで痛む。
「ま、入れよ」
煙草を咥えて偉そうに俺を迎え入れる深景にイライラする。
なんで雪花ちゃんはこんなヤツのことが好きなんだろう。
俺なら絶対に幸せにするのに─っ。
少なくとも、こんな状況になることはなかった…っ。



