世界が終わるとき、そこに愛はありますか

心の中は何もかも読まれてるみたいだ。


「…今日、なんで招待してくれたんですか?」


「そんなに大した理由はないんだけど、莉愛の話とかしたくてさ」


…もうあと1ヶ月半くらいでクリスマスがやってくる。


そんな季節だ。


「…あたしもしたいなって思ってた」


あたしは、お姉ちゃんのことを分かっているようで何も分かっていなかった。


皮肉にも、お姉ちゃんが亡くなってからそのことに気づかされた。


だから、今からでも知りたい。


本当のお姉ちゃんを。


あたしの前で無理して明るく振る舞っているお姉ちゃんじゃなくて、素のお姉ちゃんを。


「奇遇だね。まっ、アップルジュース飲みながらまったり話そっか。とりあえず乾杯!」


カチンッ


開幕の音が静かに響いたんだ。