世界が終わるとき、そこに愛はありますか

「一緒に入って何したいの?それを言ってくんないと分かんないなー」


また、いたずらに笑ってあたしをからかうんだ。


「…分かってよ。キスより先のことだよっ」


これ以上は言えない。


恥ずかしくて言えるわけがない。


しかもそれを自分からしたいだなんて…。


「…かわいい」


「えっ!?っんっ!」


噛みつくようなキス。


濃密で甘ったるくて、でも、切ない味だった。


「俺に無断で涼と夜遅くまで出掛けて、しかも俺の天敵と出くわしたことのお仕置きだと思え」


そう言いながら素早い手つきであたしの衣服を奪っていく。


鏡の前、LEDライトの下、あたしの痩せ細った汚いカラダが露になる。


「ここでする?風呂の中でする?」


…今日は全部あたしが言わなきゃいけない日なんだな。


「…ベッドっていう選択肢はな─」


「俺の話、聞いてた?脱衣場か、風呂か、って聞いたつもりだったんだけど?」