世界が終わるとき、そこに愛はありますか

それとは対照的に刺々しい唯さんの声。


「……俺は…どうしてもお前のことが忘れられない。けど、ヨリを戻してほしいとも言えない。だからせめて、普通に連絡とったり、話したり、したい」


消え入りそうな語尾。


深景さんは…本当に唯さんのことを想ってるんだ。


出会った日、涼が言ったように、深景さんは唯さんしか見ていない。


昨夜あたしを抱いたのもただの遊び。


…そりゃそうだよね。


あたしなんて相手にされるはずがない。


あたしは深景さんにとってただの都合のいい女。


今だってそう。


深景さんはあたしのことなんか見えていない。


あたしが用意した夕飯も、1度も見てくれない。


ずっと唯さんだけを見ている。