世界が終わるとき、そこに愛はありますか

唯さんの冷たく鋭い言葉を受けた深景さんは、いつもの深景さんの冷静さを失っていた。


バンッとテーブルを叩いて立ち上がり、唯さんに詰め寄る。


「何?私に手を出すつもり?」


手を組み、足を組み、背もたれに身体を預ける唯さんが怖い。


さっきまでの優しく可愛らしかった唯さんの姿はまるでない。


「……悪い」


きまり悪そうにボソッと溢す深景さん。


深景さんが相手のペースに呑まれてるところを見るのは初めてだ。


いつも相手より優位に立って、相手をコントロールしているようなのに。


「ねぇ、なんで琥太郎の邪魔するの?私が琥太郎と付き合ってるから?その当て付け?」


「俺は公私混同しない。俺にとって炫聖会が邪魔だからってだけだ」


「認めたね?あんたが独断でSnow Skyを潰したんだって」


「はっ?それとこれは話が別だろ」