世界が終わるとき、そこに愛はありますか

「なんでいんの?」


深景さんが眉間にシワを寄せてソファに腰を下ろすと、唯さんは立ち上がってダイニングチェアに座り直した。


ついさっきまでとは打って変わって、唯さんは負のオーラを身に纏っている。


「…なんでSnow Skyを潰したの?」


低く響き渡る刺々しい声。


その冷たい眼差しは深景さんを見ているようで見ていない。


その目には何も映っていない。


「…いつの話だよ。んなの何ヶ月も前の話だろ。掘り返すなよ」


言葉を発する度に眉間のシワは深く刻まれ、深景さんの目つきが鋭くなっていく。


「私、許さないから。Snow Skyは莉愛が最後に勤めてた店なんだよ?莉愛が生きた証があそこには残ってた。なのにあんたはそれを潰した」