きっと今までモテすぎて、いろんな恋愛をしてきたから普通の日常じゃ満足しないんだ。



だから、たまたまからかいやすい私を見つけて楽しんでるだけに決まってる。



瀬那先生についていったら、無事に通ってきた山道にたどり着いた。



試しに瀬那先生が私のスマホへと電話をかけてくれると言うので、瀬那先生のスマホに自分の電話番号を打った。



すると、少し離れたところから聞き覚えのある着信音が鳴っているのが聞こえ……音のする方へ行くと、山道の端の方に落ち葉に隠れたスマホがあった。



それは私のスマホで、瀬那先生には心から感謝した。



すぐにみんながいるBBQ会場へと戻り、私はスマホをカバンの中にしっかりと仕舞い込んだ。