それに、ケガもしているからデートにも行けないし、学校内も必要最低限の移動しかしないから、瀬那先生に会うのも授業のみ。



なんなら、もうすぐテスト期間に入るからと瀬那先生はこれからさらにテスト作りで忙しい。



電話もほとんどできないし、それから次の休みの日も家に来てくれたけど少ししか会えなかった。



瀬那先生不足だ。

瀬那先生に会いたい、瀬那先生が足りない。



やっぱり、あの学校でたまたま2人になれたときに、もっとイチャイチャすればよかったかな……。

でも、もしそれを誰かに見られていたら大変なことになるし……。



瀬那先生に会いたすぎて、私は夢にまで瀬那先生を見るようになっていた。



それに加えて……小栗先生へのモヤモヤもまだ消えていない。

瀬那先生に聞いてスッキリしてしまえばいいのに、なんで聞けばいいのかもわからない。



そんなこんなで、それから1週間が経った。