結婚してからも ずっと変わらず

悠樹は 私を 大切にしてくれる。


私は 悠樹の愛を 疑ったことはない。


それでも 知らない世界の生活は 不安で…


私は 小さな事でも 全てを

悠樹に 確認したかった。


そんなことが できるはずもなく。


悠樹だって 社長としての責任で

毎日 消耗していたから。


わかっていたけど 私は 辛かった。


悠樹が 普通のサラリーマンなら…

もっと 一緒にいる時間があって。

家のことも 結愛のことも

2人で 相談しなから できるのに。


ない物ねだりって こういうこと?


悠樹が 普通のサラリーマンなら

ベリーヒルズヴィレッジに 

住むことなんて できないのに。


一体 どっちが 幸せなんだろ…


最近の私は そんなことばかり 考えていた。