次の日。


いつもなら、三日に一度だが、今回は間をあけずに、病院に来た。

昨日生けた花が、少し気に入らなかったからだ。


そして、病院に行った知佳子は、涼子の死を知った。



あまりに突然の出来事に、言葉を失った知佳子は、

とぼとぼと来た道を帰っていた。


それに、知佳子を殺したのは…。


一瞬、すべてを信じられなくなったから、

知佳子は途中で足を止め、携帯を取り出した。

信じる声を聞きたかった。



そして、かけた人間は…。


「あっ、兄貴…」






終わり。