【一縷side】 コツコツコツ___________ 静かな住宅街に響く、静かで乾いた足音。 ずっと追っていた彼女。 名前も通っている高校も住んでる場所も、何も分からなかったが、、 ”藤”という表札が目に入り、立ち止まる。 あの子が走っていった方向的に、ここがそうか。 彼女の家だ。 まあ、そう急ぐことは無い。 まだ何も起きていない。 また明日、ゆっくり話をしよう。