桜井くんがお風呂から上がってきた。 頭からボタボタと水が床に落ちてるけどいいんだろうか…。 自然乾燥派なんだろうな。きっと。 「三浦。」 「なんですか?」 「どこで寝たい?」 唐突に桜井くんに聞かれて、部屋を一望してみる。 ベットはひとつしかないし、桜井くんが寝ているんだろうから、そうなると敷布団? 「……敷布団って」 「ない。」 遮るようにそう言われて、どうしようかと頭を悩ます。 ソファで寝るにしても、横になるには少し狭いし、朝になったら首取れてそうだな…。