図書室から帰ったあと、橘は。 『これ、あげる』 ポケットティッシュと、みかん味の飴をくれた。 それからは何もなし。 してほしかったわけではない。 ただ、気をつかってくれているということ。 わたしが傷つけたということ。 ひしひしと。痛んで、怖がって。 わたしにその資格はないのに。