そろそろきみは、蹴られてくれ。



「チュートリアル終わったけど……、みんな行ける?」


篠山くんに問いかけられて、詰まった。


行ける気はまったくもってしない。このままだと全コース落ちるか爆発してる気がする。


コースにもともと設置されている木箱。たまに爆発するのはどうしてだ。


「経験がいちばん成長できると思うから、とりあえずはじめてみよっか」


橘が言って、1Pを所持している経験者の篠山くんがレース本番へと進めていく。


「このステージ、初心者向けだからここでやろう」


走り出す前に、コースの全貌を見ていると。


「あの木箱には、当たっちゃダメだからね」


橘が指さした。