そろそろきみは、蹴られてくれ。



「紅茶、コーヒー、ココア、お茶の中からどれか」

「紅茶がいいです」

「おっけー。……あ、佐久間さんに聞いてくるの忘れた」

「花乃は紅茶だと思う」

「わかった」


お湯を沸かしている橘にちかづいて、すぐ隣に並ぶ。


「ん、どうした?」


今日はお互いに私服。


制服で会うたび。体操着で会うたび。私服、バスケの練習着、ユニフォームで会ったとき。それらのすべてで、どんどんすきが深まっているのに。


これ以上すきになっちゃったら、もう、伝えきれないな。


いま、ただでさえ伝えきれていないのに。


ああどうしよう。


すきすぎる。