「でもそんなにうまくないから、みんなで楽しめると思う」
「よし、じゃあこれやろう」
「映画とゲーム、どっちからにする?」
「……映画かなぁ」
篠山くん、橘、花乃、わたし。──と話していく。だれかだけが話さない、という状況にはならないこの4人だから、すごく居心地がいいんだろうな。
「あー、そうだね。暗くなるのも早いし、ホラー見てから帰るのめっちゃこわい」
「うう、真咲くんそういうこという……?」
「はは、ごめん。大丈夫、帰りは送るから」
「えっ、いいの?」
……あっっっま! このふたりの会話、あまい! えっ何、だれか砂糖を煮詰めてますか? あま! あまいあまいあまい、少女漫画の世界じゃん、もうこれさ……。
どうしよう。砂糖撒きながら歩きたいくらいこのふたりいい。



