そろそろきみは、蹴られてくれ。



「どうする? 教室のお店のほうに行くか、外のお店にするか」

「んー……おれ、教室側行きたいかも」

「わたしも行きたいなって思ってる」

「実はわたしも思ってて……真咲くんは?」


ここでようやく熱がひいてきたらしい篠山くんが、「おれも」と同意を示した。


「外の店もいいなと思うんだけど、なんか……教室内でいつもとちがうものを食べるの、文化祭感があって」

「わかる!」

「教室ではお弁当とかパンとか以外、なかなか食べないよね」

「わかる!」


篠山くんの言葉に目を輝かせていた花乃が、次に発言したわたしのほうへと勢いよく、キラキラの目を向けた。


おわ、まぶしい!


「どこに行きたいって希望、現時点であるひといる?」


いつの間にか地図を眺めていた橘が言って、えっと、と声をもらす。