そろそろきみは、蹴られてくれ。



「眼鏡かけた姿も、じっくり見せて」


目を見られて、吸い込まれるような想いになった。


すこし照れくさそうに目を伏せ、左右を見て、正面──わたしに戻す。


うっ……可愛い。


元気になれる、これで1ヶ月は怪我、病気等せずに過ごせます。痣ひとつ作りません。


「可愛いけど、その……おれがいちばん見たいから。おれだけのときに、お願い」


くちびるを噛んで考えるような仕草をして、数秒。もういちど口を開く。なんか、中学生男子の概念みたいな表情。何言ってんだ。


「なれたら、めがねで学校来てもいいから。わがまま、ごめん」


橘にきゅんきゅんが止まらない、いやもうこれはぎゅんぎゅん。


──……意外とピュアなお話だったな、埋まってこようか。