「あと単純に、体育祭強そう!」 花乃が目を輝かせた。花乃は意外にも、体育祭がだいすきだ。 美術部だから、文化祭のほうがすきかなと勝手に思ってしまうけれど、運動もできる。 すごい……わたしは、まったくもって得意でない。 「橘くん、スポーツ全般得意だし……篠山くんも、短距離がすっごく速かったの知ってる! しかもふたりとも人気者だから、みんな一緒になって頑張れるんじゃないかなぁ」 そう考えたら、体育祭もたのしみになってきた。