いただきます。声を揃えてから、食べ始める。 ひときわ長いものがあったら、嬉々として報告してくれる花乃に、笑顔になりながら。 「ん、あのね、篠山くんが店員さんだった」 「篠山くんって、あの篠山くん? クラスメイトの」 「そ、クラスメイトの」 「へぇ。お店、一気に儲かりそう」 「ふふ、なんとなくわかる」 篠山くん、人気者だから。高校のひとがたくさん来ると思う。実際、彼も言っていたし。